情報の受け止め方、ダイジ

人の成長より、自分の成長。
自分大事マンです。

情報、正しく受け止められていますか?
何言っているんだと思われるかもですが、滅茶苦茶大事なことです。

いきなりですが、
”Aさんが、BはCであるとDさんに伝えました。”
この一文から事実を挙げてください。

「事実は「BはCである」だ~」とは思わないでくださいね。

ここでいう事実とは、
・AさんがBはCであると主張していること。
・AさんはそれをDさんに伝えた。
この2つです。

いやいや、そのまんまじゃん!って思う人いかもしれませんが、
そうなんです。そのまんまです。
これが事実です。

もしかすると「BはC」かもしれないが、
Aさんが「BはC」とただ、思い込んでいるだけかもしれない。

もちろん、人の言葉を全て疑えというわけではありませんが、
このように情報の受け止め方を誤り、人の言葉を
事実と受け止めてしまうことは、とても危険な”とき”があります。

その”とき”とはいつか。
意思決定を必要とするときです。

意思決定とは別に”重大なこと”だけを指すものではありません。
「飲み物飲みたいな」とか、「今日何食べようか」と考え、
選ぶことも意思決定です。

情報の受け取り方を誤るとどのような危険があるか。
どう受け止めれば良いのかなどを説明します。

情報の受け止め方を誤ると何が起きるか

誤った意思決定する可能性があるからです。

いわゆる、”選択ミスったわ”というやつです。

「これから電車乗るのに缶ジュース買っちゃった」とか、
「デートなのにニンニクマシマシラーメン食べちゃった」とかもそう。
”やる・やらない”も立派な意思決定です。

もう少し致命的な事例を見てみましょう!

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Aさんは大学3年生。
両親から以前より「公務員はいいぞ」と聞いていました。
なぜ良いのかを聞いてみると、
・安定しているから
・国や自治体が運営しているからホワイト とのこと。
なるほど、それは良いなと思い、Aさんは公務員である
公立の小学校教員を目指しました。
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こんな曖昧なコミュニケーションをとり、
曖昧な情報を元に意思決定をしている人、周りにいませんか。
まあ、結構いるんです。

 

何がおかしいか。

まず「公務員」
どの公務員のこと言っていますかね?広いんです。指すものが。

Aさんが選択した公立小学校の教員も含まれることは確かですが、
公務員は1つの括りであって、似たものは会社員、もしくは”〇〇業界”ということに近いかもしれません。公務員といっても、警察・消防・役所などいろいろです。
それぞれ働き方が全く違います。

そして「安定している」
そもそも”安定”とは何でしょう?
”安定”が何を指すのか、人によりバラバラです。
・リストラ、倒産が無い
ワークライフバランス
・給料 など

そして「ホワイト」
ホワイトって、何を指していますかね?
休み、残業、職場環境?

市役所でも休日出勤はありますし、教員は保護者からのクレームもあったり、朝早いし、中高なんかは部活動指導で月の休みは5-6日となっている教員もいます。


情報の受け止め方を誤らない方法

・曖昧な話・言葉を曖昧なまま放置しないこと。
・そのまま鵜呑みにするのではなく、自分でも確かめる。
この2つです。

相手は何を言っているのだろうと思うときはありませんか?
そんなときは、もう少し深く聞く・確認することが大切です。

日本語は非常に便利な言語で、
「一生懸命がんばろう」という抽象的な言葉も、
「〇〇をどのように、どれだけ取り組もう」という具合に具体化できる。

「感動した」という抽象的な言葉も、
「〇〇が葛藤を抱えるなか、勇敢に立ち向かう姿をみて勇気を貰った」と具体化できる。

もちろん話す本人に聞いても、具体的なことが何もない場合もあります。
そういう時は、「この人はこう思っているんだ」程度でとどめておくようにしましょう。
なぜなら、その人の認識自体が曖昧でよくわかっていないから。

そして、自分でも確かめる。これはとても大切です。
意思決定をした際、よくない方向に進んでしまったとき、
「〇〇さんのせいだ」といってもその人は保証も何もしてくれません。

意思決定は、その決定をした当人の判断です。
「〇〇さんの言うことを信じて決めよう」ということも意思決定です。

よく”他責にするのはよくない”と言いますが、
こう意思決定をしたのは当人ですよね。

すごく信頼おける人だったからお金貸したのに!とかあるかもですが、
信じたのは当人ですよね。
非常に悪い言い方をすると、見る目がない。

具体的に言えば、”判断材料が適切でなかった”ということです。


一番大切なのは、情報を発信すること

これまで、【情報の受け止め方】について書いてきましたが、
発信することが何より大事です。

先の情報の受け止め方を誤らない方法を書きましたが、
正直これはあくまでも方法です。

ビジネス書をたくさん読んだにも関わらず、
何も成果が変わらないという人、多いですよね。

私の言いたいことは、
”方法を知っている=できる”ではない。
ということです。

更にいえば、これまで曖昧な会話に慣れてしまっている場合、
会話のなかで瞬時に「抽象的!」と気づきにくいですから。

ではどうすればよいか。自ら情報を発信することです。

発信といっても、なにもSNSで呟けというわけではありません。
誰かとコミュニケーションをとる際でいいです。

まずは、自分の言葉のなかに抽象的な言葉は無いかな?
違う捉え方をされる可能性がある言葉は使っていないかな?
と話しながら考え、そうした言葉が見つかったら

随時訂正・補足をするようにしましょう。

そう考えながら発信をしていくことで、
徐々に他の人の曖昧な言葉に気づけるようになっていきます。

大前提、これをすぐに100%できるようになる人はおそらくいないと思います。
我々は機械ではないので、ミスはします。

ただ、考え・取り組み次第ではミスを減らすことはできます。

日常生活のなかで、自ら発信し、扱う言葉を正していく。
そうすることで、徐々に【情報の受け止め方】も正すことができますので、
参考にしてもらえればと思います。

以上